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電気自動車(EV)専用タイヤの特徴を徹底解説


電気自動車に標準タイヤを装着させて走っていると、ガソリン車よりも早くタイヤがすり減ったり、車内に走行音が響いたりします。

そのため、電気自動車には、専用のタイヤを装着させることが大切です。


本記事では、電気自動車専用タイヤの特徴や標準タイヤとの違いを解説します。

電気自動車で素敵なカーライフを送りたい方は、ぜひ最後までお読みください。


目次


電気自動車には専用のタイヤを装着するべき?


電気自動車を運転するときは、専用タイヤを装着することで、より快適に運転できます。


電気自動車はエンジンが搭載されていないため、走行中は無音ですが、騒音が車内に響きやすいという欠点もあります。

また、車体が重いぶん、タイヤの摩耗が激しく、その早さはガソリン車と比べて4~5倍ほどです。


電気自動車にはバッテリーが搭載されているため、同サイズのガソリン車と比べて200~500kgほど、重量に差があります。

アクセルを踏むと、すぐに大きなトルクが発生するため、1本のタイヤが支える負荷も大きくなります。

その結果、ガソリン車よりもタイヤの摩耗が激しく、交換時期も早くなるというわけです。


タイヤのノイズ音が気になるのも、大きな問題です。

電気自動車はエンジンの代わりに、リチウムイオンバッテリーを搭載しています。

エンジン音が発生しないので、走行中の車内は非常に静かな環境です。

そのため、標準タイヤで走行するときは、ロードノイズが車内に響きます。


ロードノイズとは、タイヤが路面の凹凸の上を走ることで発生する「ゴーッ」や「ガーッ」といった低い音のことです。


この課題を解決するために開発された「電気自動車専用タイヤ」は、剛性と静粛性を兼ね備えています。

標準タイヤのすり減りや車内に響く騒音が気になる方は、この機会に電気自動車専用タイヤを購入してみましょう。


電気自動車専用タイヤはどこで購入できる?


電気自動車専用タイヤは、カー用品店やタイヤ専門店などで購入できます。

また、大手カー用品店が開設しているオンラインストアでは、店舗に行かずともタイヤを購入でき、自宅まで届けてもらえます。


目で見て確認したうえで購入したい方は店舗、すでに購入したいタイヤが決まっている方はオンラインストアというように、ご自身に合った購入方法を選びましょう。


電気自動車専用タイヤはどこで取り付けられる?


電気自動車専用のタイヤは、以下の場所で取り付けてもらえます。


【電気自動車専用のタイヤを取り付けてもらえる場所】

  • ディーラー

  • タイヤ専門店

  • カー用品店


タイヤ専門店やカー用品店で電気自動車専用タイヤを購入した際は、そのまま取り付けてもらうことが可能です。

オンラインショップで購入したときも、プロの手で取り付けてもらいたい場合は、実店舗に持ち込むことで、交換作業を請け負ってもらえます。


ただし、店舗の整備状況によっては、作業が混み合っていて、その日に対応してもらえないケースもあります。

タイヤ専門店やカー用品店で作業してもらいたい場合は、事前に予約しておくほうが安心です。


タイヤの交換作業に慣れている方は、購入したあとに、自宅で取り付けることも可能です。

その際は、専用の道具を車に設置し、タイヤを転がして移動させる必要があるため、硬くて平らな地面の上で作業しましょう。


また、ガソリンスタンドは整備を専門とする店舗ではないため、タイヤを交換できない場合があります。

ガソリンスタンドでのタイヤ交換を希望する場合は、対応してもらえるかどうか事前に確認してください。


電気自動車に使用される高荷重タイヤとは


高荷重タイヤとは、電気自動車やSUVなどの重い車両で使われることが想定されたタイヤのことで、ハイロードキャパシティタイヤともよばれます。

標準タイヤと変わらないサイズ感と空気圧でありながら、よりレベルの高い負荷能力を提供してくれます。


見た目は標準タイヤとほぼ同じですが、見分け方は簡単です。

高荷重タイヤは、サイドウォールに記載されている詳しいタイヤサイズの情報の前に、「HLマーク」がつけられています。


高荷重タイヤを電気自動車に装着することで、タイヤがすり減るスピードを抑制し、走行中のノイズを低減できるため、快適な運転が叶います。


電気自動車専用タイヤと標準タイヤの違い


電気自動車専用タイヤと標準タイヤには、大きく「航続距離」と「静粛性」の2つに違いがあります。

ここでは、それぞれの項目について詳しく紹介します。

航続距離

電気自動車に専用タイヤを装着した場合、大きく変わるのが航続距離です。


ガソリン車は、電気自動車よりも荷重移動が少ないため、タイヤのゴムはほとんど摩耗しません。

一方で、電気自動車はアクセルを踏むと、すぐに踏んだぶんのスピードが出るため、タイヤが摩耗しやすくなります。

そのため、電気自動車の航続距離は、約1万3,000~1万6,000kmと、ガソリン車に比べて4分の1から5分の1の距離です。


さらに、標準タイヤを装着したまま電気自動車を走行させると、車体の重量や発進時のパワーに耐えられず、専用タイヤよりも摩耗スピードが早くなります。


航続距離を延ばすためにも、電気自動車には専用タイヤを装着することが大切です。

静粛性

標準タイヤとの違いには、静粛性も挙げられます。

電気自動車は、バッテリーで駆動するモーターシステムを採用しています。

ガソリン車のようなエンジン音やアイドリング中の振動が発生しないため、走行中の車内は静かです。


また、電気自動車専用のタイヤは、表面にクッション効果をもたせることで、走行時の騒音を抑えられる加工が施されています。

静音加工が施されていない標準タイヤだと、凹凸が大きい路面を走る場合に、振動によってロードノイズが発生します。

走行中の騒音を抑えるためにも、電気自動車には専用のタイヤが必要なのです。


標準タイヤで電気自動車を走行させる際のデメリット


標準タイヤを装着させたまま、電気自動車を走行させると、さまざまな問題が生じます。

以下では、標準タイヤで走行する際のデメリットについて、さらに詳しく解説します。

デメリット①車体が重いので、タイヤへの負担が大きい

電気自動車は、450kgほどのリチウムイオンバッテリーを搭載しているため、同サイズのガソリン車よりも240~460kgほど重くなっています。


一般的に、バッテリーは車体下部にバランスよく設置されているため、重心が低く、曲がるときには、タイヤに大きな力がかかります。

そのため、一般的なガソリン車と比べて、摩擦によりタイヤが消耗するスピードが早いのです。

デメリット②制動トルクが強いため、タイヤがすり減りやすい

電気自動車は、ガソリン車よりも加速がスムーズです。

そのぶん、タイヤを回転させる力も大きいので、ブレーキの制動力も必然的に大きくなります。

そのため、電気自動車に適していない標準タイヤを装着したままでは、長時間の摩擦に耐えられず、その結果タイヤがすり減ります。


摩耗が進んだタイヤで走行すると、騒音や振動の悪化につながるだけでなく、ブレーキも効きづらくなるため、非常に危険です。

デメリット③車内に走行音が響きやすい

電気自動車で走行する際、ドライバーが気にしている騒音の一つに、ロードノイズがあります。


電気自動車は無音に近い環境なので、ほかのエンジン搭載車よりも、走行音が気になります。

特に、静粛性能の低い標準タイヤで走行すると、ロードノイズが発生し、ドライバーの耳に届くのです。


ただ、無音のまま走行すると、歩行者との接触事故が多くなってしまうという懸念から、最近では人工のエンジン音が発生する車種もあります。

EUでは、低速走行時に56dB以上の音を発する仕様が、電気自動車に義務づけられています。

この音の大きさは、食器洗い機や換気扇を使用したときに生じるものと同じレベルです。


いつか日本でもこの機能が普及し、電気自動車の事故を今より減らせる未来が訪れるかもしれません。


電気自動車専用タイヤの寿命を延ばす方法


専用タイヤの寿命を延ばす方法について「定期的なメンテナンス」と「エコドライブ」の2つの観点から解説します。


電気自動車専用のタイヤは、日々の細かいメンテナンスやドライバーの心がけによって、寿命を延ばすことができます。

定期的にメンテナンスする

専用タイヤの寿命を延ばすために、定期的なメンテナンスを行うことは非常に大切です。

ここでは、適正空気圧やスリップサインの確認方法を解説します。

空気圧

タイヤの空気圧が適正値より低いと、路面との接地面積が増え、転がり抵抗が大きくなります。

転がり抵抗とは、タイヤが路面を転がるときに生じる抵抗のことで、これが大きくなると電費が悪くなります。

転がり抵抗を受ける要因の一つには「走行時のタイヤの変形によるエネルギーロス」があるため、定期的に空気圧をチェックすることが大切です。


適正空気圧は、運転席のドアを開けたセンターピラー部と給油口部に貼られているラベル、または車の取扱説明書で確認できます。

適正空気圧の値は、前輪と後輪で異なる場合があります。


なお、タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドや車を購入したディーラー、カー用品店などで点検してもらうことが可能です。

ほとんどのお店では、無料で空気圧を調整してくれますが、数百円ほどの料金が発生する場合もあります。

お店を訪れる際は、料金がかかるか事前に確認しておきましょう。

タイヤの摩耗

タイヤの側面のことをサイドウォールといい、サイドウォールの接地面には三角マーク(△)が見られます。

三角マークからまっすぐ目線を移していくと、接地面に刻まれた溝の底が一部だけ盛り上がっています。

これが、タイヤのスリップサインです。


タイヤのスリップサインは、溝の底部分から1.6mm盛り上がっているのが正常です。

この溝が1.6mm未満になったら、タイヤを交換する目安となります。


スリップサインがすり減った状態で走行すると、雨の日に滑りやすくなるので、1.6mm未満になったら早めの対処が必要です。

エコドライブを心がける

エコドライブとは、燃料消費量やCO2の排出量を減らし、地球温暖化を防止するためのドライバーの運転方法や心がけのことを指します。

エコドライブを意識すれば、タイヤへのダメージが少なくなり、タイヤの寿命を延ばすことにもつながるはずです。


ここからは、今日からでも取り組めるエコドライブの方法を紹介します。

空気圧は適正値をキープする

タイヤの空気圧が不足すると電費が悪くなるので、適正値を保ちましょう。

反対に、空気圧が適正値を上回ると電費は良くなりますが、路面からのダメージを受けつづけてタイヤの内部が損傷し破裂する「バースト」という現象が起きやすくなります。


タイヤの空気圧が常に適正範囲値を維持できるよう、日常的な点検が大切です。

アクセルはゆっくり踏み込む

車を発進させるときは、アクセルペダルをゆっくりと踏み込んで発進させる「eスタート」を心がけましょう。


eスタートとは、電費を向上させる「やさしい発進」のことをいいます。

発進から最初の5秒で、20km/hになるペースが目安です。

車は、最初の動き出しに多くの力を使うため、急発進すると、ゆっくり発進させた場合よりも余計な電力を消費します。

eスタートを意識すれば、加速する際に生じる「加速抵抗」も少なくなるため、タイヤへの負担を抑えられます。


また、走行中は前方との車間距離を一定に保つことで、さらなる電力消費量の減少と事故防止につながるはずです。


電気自動車には専用タイヤを装着しよう


本記事では、電気自動車専用のタイヤの特徴や標準タイヤとの違いを解説しました。


電気自動車専用のタイヤは、耐摩耗性や静粛性に優れているものが多く、標準タイヤより快適に運転できるという長所があります。

一方で、電気自動車は車体が重いため、タイヤが摩耗しやすく、交換スピードが早くなるという短所もあります。


しかし、日々のメンテナンスやエコドライブを心がけることで、専用タイヤの寿命を延ばすことは可能です。


BYD横浜中央店では、電気自動車本体や専用のタイヤを販売しております。

事前の予約は必要ですが、店頭で試乗することもでき、乗り心地を実際に体験できます。

気になられた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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