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もっちー

EVの自動車保険の内容とは?加入条件や特有の補償内容を紹介

更新日:2024年12月13日


EVもガソリン車と同じく、購入時に自動車保険に加入することができます。 

加入条件や保険料など、ガソリン車との違いは購入前にあらかじめ押さえておきたいところです。 

 

そこで本記事では、EVを購入するにあたって自動車保険に加入できる条件や、EVに特化したサービスをご紹介します。 

EVの購入や乗り換えを検討するうえで、自動車保険の情報を集められている方は、ぜひ最後までご覧ください。  目次

 

EVの自動車保険

 

EVの購入時に加入する自動車保険は、主に自賠責保険と任意保険の2種類に分けられます。 

 

加入義務や補償範囲など、ガソリン車とはどのように異なるのかそれぞれの違いをお伝えします。 

自賠責保険

自動車損害賠償保障法によって、車の購入時に加入が義務づけられている“自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)”は、EVも例外ではありません。 

 

購入時に必ず加入するため、忘れることはないかもしれませんが、万が一、加入せずに車を運転すると、50万円以下の罰金または1年以下の懲役が課せられてしまいます。 

これにくわえて、違反点数6点と、免許停止処分を受けることになるので注意してください。 

 

また、補償内容もほかの自動車と同様に、人身事故のみが対象となります。 

自賠責保険は、自動車事故の被害者を救済することを目的として、補償範囲が対人事故の賠償損害に限られるためです。 

もし事故を起こした場合、死亡による損害は最高3,000万円、後遺障害による損害には最高4,000万円、傷害による損害は最高120万円の保険金が、事故の被害者に支払われます。 

 

補償範囲が対人事故に限定されるため、他人の車に損害を与えた場合や、ご自身が怪我を負った場合、自分の車が壊れた場合も補償の対象外です。 

任意保険

自賠責保険とあわせて加入することができる任意保険も、保険料率の区分や適用方法はガソリン車と同じです。 

これは、国内にある多くの保険会社が、任意保険に“型式別料率クラス”という制度を採用しているためです。 

 

型式別料率クラスでは車種を問わず、これまで起こった事故の内容や件数に応じて、対人賠償や対物賠償、傷害(人身傷害・搭乗者傷害)、車両保険の4つの項目を設けています。 

普通乗用車や小型乗用車などの型式ごとに沿って、これらの項目の区分を毎年設定したあと、保険料が算出されています。 

そのため、EVであるからといって、保険料が特別高額になることは現状ありません。 

 

ただし、型式別料率クラスは、比較的高級車の保険料が高くなることが多い傾向にあります。 

一般的に広く利用されているガソリン車よりも、保険料が高くなる可能性もありますが、電気自動車の販売台数が増えれば、事故の実績にかかわらず保険料の低下が見込めます。  【関連記事】

 

EV特有の保険の特約やサービス

 

現状モーターの火災や感電など、EVの動力源や仕組み特有の事故がないため、個人向けのEVに特化した補償や特約は、国内ではほとんど販売されていません。 

しかし、EVの販売台数が増えたことで、電欠時のサポートやロードサービスの充実、充電設備補償特約の新設など、サービスや周辺補償の開発が少しずつ進んでいます。 

 

たとえば、型式発売年月が2016年1月以降の、特定のEVまたはPHEVが利用できる、アクサ損害保険株式会社の“EV充電設備補償特約”が挙げられます。 

EV充電設備補償特約では、ご自宅にある充電設備に、突発的な事故により損害が生じた場合、修理費をはじめとする諸費用が最大20万円まで補償されるのです。 

 

このように、EVならではの特約やサービスが徐々に用意されているため、EVの購入にあたって自動車保険の充実度を懸念している方でもご安心ください。  【関連記事】

 

自動車保険のエコカー割引

 

EVの任意保険に加入する際に条件を満たせば、“エコカー割引”という保険料の割引制度を活用することができます。 

 

エコカー割引の有無や対象車種、割引率は保険会社ごとに設けられていますが、一般的な目安を以下でご紹介します。 

対象となる車種

エコカー割引の対象は、文字通りエコカーとよばれる車種のみです。 

一般的に、以下に挙げた車種がエコカーに分類されます。 

 

エコカーの種類 

車種 

特徴 

EV(電気自動車) 

バッテリーに蓄えた電気を使って、モーターを回転させて走行する 

HV(ハイブリッド自動車) 

ガソリンエンジンやモーターなど、2種類以上の動力源を利用して走行する 

PHEV(プラグインハイブリッド自動車) 

従来のハイブリッド自動車に外部からの充電機能を備えており、バッテリーでモーターを動かして走行する 

FCV(燃料電池自動車) 

燃料電池内で水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、モーターを動かして走行する 

NGV(天然ガス自動車) 

家庭で多く用いられる都市ガスと同じ、天然ガスを燃料として走行する 

CNG(圧縮天然ガス自動車) 

圧縮した天然ガスを燃料として走行する 

CDV(クリーンディーゼル自動車) 

燃焼効率の高いディーゼルエンジンを搭載し、軽油を燃料として走行する 

 

このほかガソリン車でも、一定の基準を満たした低燃費車はエコカーと認知されます。 

 

ただし、ナンバープレートのない構内専用車や、外務省が管轄する国内に駐在中の外交官が使用する外交官車両は、エコカー割引の適応外です。 

エコカー割引の対象車種は保険会社によって異なるため、購入するEVが該当するかあらかじめ確認しておきましょう。  

適用期間

 エコカー割引は、保険の加入期間内すべての保険料が割引の対象となるわけではなく、保険会社ごとに適用期間が設けられています。 

 

一般的には、“保険開始月が、契約車両の初度登録後13か月以内”と、保険対象車種を新車で購入したケースに適用されています。 

そのため、新古車や中古車の場合は、購入した時期によっては適用されない可能性があるので、事前に必ず確認しておきましょう。 

 

また、登録後13か月以内であれば、エコカー割引が適用となるのは初回の契約期間のみで、自動車保険を一度更新すると、次回からはエコカー割引は適用されないことが大半です。  

割引率  

保険会社によって差が出るものの、エコカー割引の割引率は3%が一般的です。 

なかには割引率ではなく、1,000円や1,200円などと、一律の金額を定めている保険会社もあります。 

 

全体の保険料が高いと、一律の金額より、一定の割合で割り引かれるほうが、割引額が多いケースもあるでしょう。 

そのため、単に割引率や割引額だけで保険商品を選ぶのではなく、エコカー割引の対象となる保険料も確認しておくことが大切です。 

 

EVの自動車保険では、EVならではの特約やサービス内容が登場している

 

今回は、EVにおける自動車保険について、加入条件や補償内容などをお伝えしました。 

 

自動車保険に加入する際は、自賠責保険や任意保険ともに、EV特有の保険料設定や規約などは設けられていません。 

EVの任意保険には、EV充電設備補償特約やエコカー割引など、EVならではのサービスや割引制度が登場してきています。 

 

BYD横浜中央店では、タイヤやホイール、バンパー、ドア、ドアミラー、ガラスヘの損害を補償する自動車保険に加入できるEVを販売しています。 

基本補償に合わせてオリジナル補償を付帯したBYD専用自動車保険をご用意しておりますので、EVの購入を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。 また、BYD ATTO 3の試乗レポートBYD DOLPHINの試乗レポートBYD SEALの試乗レポートも公開しているので、ぜひ合わせてご覧ください!

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