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電気自動車の耐用年数の目安は?バッテリーについて徹底解説

更新日:2 日前



電気自動車(EV)の購入を検討するときに、「電気で走るってことは、バッテリーに寿命がきたら買い替えるの?」という疑問を持ったことはありませんか?

もちろん、バッテリーにも寿命はありますが、ある日突然走れなくなるということはありません。


今回はそんな電気自動車の耐用年数について、詳しく取り上げます。

バッテリー寿命を延ばす方法も紹介するので、電気自動車の購入を検討されている方はぜひ参考になさってください。


目次


電気自動車の耐用年数の目安とは?


電気自動車の寿命は、積んでいるバッテリーの寿命でほぼ決まります。一般的には「8年または16万km」といわれていますが、リチウムイオン電池は時間経過にくわえ、充電回数などによっても劣化度合いが違ってきます。

また、のちほどお話する電池の取り扱いの巧拙も、劣化に差が出る要因です。


バッテリーの寿命はまた、新品時の満充電容量の70%程度とされており、各自動車メーカーもおおむねこれを目安に保証期間を定めています。

8年または16万kmというのは、そのくらいを過ぎると、バッテリー性能は新品時の7割程度に劣化するということなのです。

これは、航続距離500kmの新車を買った場合、350kmまで航続距離が減ってしまうことを意味します。

当然、充電回数も増え、目的地に着く時間も遅くなるわけです。


一方、車本体の寿命はどれほどかというと、公的機関の発表で約13年とされています。

また、走行距離では、トヨタの公式サイトで10万kmがタイミングベルトの切れやすくなる(限界)目安としています。


車本体の寿命が13年10万km、バッテリーの寿命が8年16万kmですから、最短で8年経つか10万km乗ると、その電気自動車には乗れなくなるわけです。

しかし、実際にはこれより長期間の走行になんなく耐えている電気自動車が少なくありません。

新車であれば使い方次第で、それ以上もたせることは十分可能なのです。


参考元:一般財団法人自動車検査登録情報協会公表「令和3年 車種別の平均使用年数推移


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電気自動車のバッテリーが耐用年数を迎えたら?


電気自動車には、バッテリー容量が70%以下に減少した場合に、無料で修理や交換を行う保証制度があります。


一定の期間・距離を走り込んだあとには、新しいバッテリーへの交換が必要になることが多いのですが、問題はそれが保証期間を過ぎたり、保証の対象外要因であったりした場合です。


バッテリー交換は自費で行うには高額です。

バッテリーの種類や容量によって一概には言えませんが、平均で40万~90万円、ときには100万円を超えることもあります。


つまり、高級車より上のクラスでない限り、バッテリーを交換するよりも中古車や新車に乗り換えたほうがお得なので、大衆車や軽EVでは買い替える方が多いのが実情です。


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電気自動車の耐用年数を縮めてしまう行為


バッテリーの寿命の目安は「8年または16万km」ですが、電気自動車を適切に扱わないと、これより寿命が早まってしまいます。

特に、以下に挙げる行為はバッテリーの劣化を早めてしまうので、注意しましょう。

充電や放電の頻度が高い

バッテリーが劣化する代表的な原因がこれ、充電・放電の繰り返しです。

リチウムイオン電池には、「サイクル数(0%→100%→0%で1サイクル)」という目安があり、サイクル数を消費するごとに劣化していきます。


自動車メーカーの8年という保証内容から逆算すると、8年間毎日車に乗ってバッテリーをフルに酷使しつづけた場合のバッテリーの寿命はおよそ3000サイクルと割り出せます。

まあ、現実にこんな人はいないでしょうが、電気自動車は急加速や長時間の高速走行、頻繁な使用などの日常使いでも充放電回数が増えていくのです。

つまり、運転や扱い方次第ではバッテリーの劣化が早まってしまうということです。


また、満充電の状態で放置する過充電、電気自動車に長期間乗らずに放置する過放電もバッテリーの劣化につながります。

高温もしくは低温の環境下で使用している

EVバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、通常4~46℃の温度範囲であればほとんど劣化が起きないように設計されています。

しかし、この範囲を外れた状態や、範囲内の上下限に近い温度で長期間放置すると、バッテリー内の化学反応が活発化して、急速に寿命が短くなってしまいます。

夏場にやりがちな、「炎天下の駐車場で何日も満充電放置」は、バッテリーの劣化を早める過酷な環境といえるのです。

充電がゼロの状態で長時間放置している

リチウムイオン電池には、使用していなくても勝手に放電する「自己放電」と呼ばれる現象が起きることもあります。

自己放電によって充電がゼロになると、電池の負極側にあったリチウムイオンが完全になくなります。

リチウムイオンがなくなったあとも電池は放電をしつづけ(過放電)、電池の負極の銅箔を溶かして、最終的には充電できない状態になってしまうこともある点には注意しましょう。


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電気自動車を長期的に使うために押さえておきたいこと


バッテリーの寿命を延ばし、電気自動車を長期的に使うために実践したいポイントは次の4つです。

過度にスピードを出さない

電気自動車に乗る際は、ゆっくりスタートし、スピードを出し過ぎないように意識しましょう。

電気自動車が高温になるような急加速や、長時間の過度な高速走行はバッテリーの劣化を早めてしまいます。

高速道路では法定速度を守り、バッテリーへの負担を常に意識しながら走りましょう。

急速充電を使い過ぎない

急速充電は短時間で充電できる半面、劣化を早める原因にもなるため、不要不急な急速充電の多用は禁物です。

高出力・短時間行う急速充電よりも、3~6kWの出力でゆっくり行う普通充電のほうがやさしい充電方法といえます。


特に、高速道路で長時間走ったあとに何度も急速充電を行うと、びっくりするほどバッテリー温度が上がってしまうので気をつけましょう。

バッテリーの温度を常温に保つ

繰り返しになりますが、電気自動車のバッテリーは高温に弱いため、炎天下のなかで放置すると劣化が進みます。

日陰のある車庫や駐車場を活用してください。

バッテリー残量を気にかける

電気自動車でドライブをするときは、バッテリー残量を「30~80%」の範囲に維持することが、バッテリーを長持ちさせるコツです。

残量20%以下の状態で、急なアクセル操作などを行うと、電池に負担をかけてしまいます。


完全に「空」になるまで走るのも過放電が進むおそれがあるのでよくありません。

20%を切ったら充電するようにしましょう。

ただし、一挙に満充電まで持っていくのは良くないので、長く乗る予定があるなら80%、いつもの日常使いなら50%といった具合に充電量を必要に応じで調整します。


このように、電気自動車は細かい部分で、ガソリン車とは違った扱いが求められます。

ガレージでの充電量をコントロールするのも、EVの賢い使い方なのです。


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バッテリーの扱い方を知れば電気自動車の耐用年数を延ばせる


いかがでしたでしょうか。


本記事では、電気自動車の耐用年数をテーマに、リチウムイオン電池のバッテリーの劣化が進む行為や、長持ちさせる上手な乗り方、扱い方をお伝えしました。


電気自動車を長持ちさせるコツは、バッテリーの温度を上げずに、充放電の回数も抑制すること。

炎天下の放置駐車、スピードの出し過ぎなどにも注意が必要です。

また、出先で便利な急速充電も、多用するとバッテリーに負担をかけるので、普通充電をベースに、充電量は常に「30~80%」の理想の範囲にあるよう調整しましょう。

フル充電は長距離走行以外では避けたほうが賢明です。


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